B6の断片

言いそこねた何か

あなたと過ごした12ヵ月 ――担当アイドルとの一周年を迎えて・後編

 
 
◆ごあいさつ◆
周防桃子と出会っての1年を振り返るポエムの後編(個人的な思い出編)です。どちらからでも読めますが、両方読むとより一年の流れを感じられるはず。
前半以上の自分語り+長い&まとまりがないので物好きな人だけどうぞ。勢いで12ヵ月全ての月を振り返ってるよ!
 

◆6月のあなた◆
(公式)初バザー、初イベント、初SR、親愛度100
(個人)初めて周防桃子のことを知った
私が桃子と出会ったのはあまり嬉しくもない梅雨の時期だった。
ついでにいうと自分の誕生月でもあるが、かといってあまり良い思い出もない。1年の半分が終わったと思うと憂鬱になるといったところだ。そんな季節に誤って私のもとに降りてきてしまった迷える天使が桃子だった。詳しくは最初の記憶「周防桃子にメロメロになった日のこと」「あなたと出会って私は毎日泣いてばかりで」「私と会いますとあの子」あたりを読んでいただければ。前編で書いた親愛度の話は、ちょうど初期の三部作(私の中での位置づけ)に続く部分になる。プロデューサーとして走り出すしかなかった話をようやく棚卸しできてほっとした。
 

 
この時期は、桃子に対する心のテーマソングである「TRAGIC BOY」(【替え歌】 TRAGIC BOY 【recog】 (sm8225194) - ニコニコ大百科)よろしく、朝起きて桃子のことを思っては泣いて、夜は泣きながら寝た。彼女のまぶしさに目が潰れる思いで毎日アプリを開き、おのれの気持ち悪さに吐き気がしながらtwitterに泣き言を綴った。あ、元ネタのRAINBOW GIRL(RAINBOW GIRLとは (レインボウガールとは) [単語記事] - ニコニコ大百科)もいい曲なのでこっちもペタリ。

 
 
ちなみに、アイマスニコマス)に戻ってきたきっかけである「Nicom@stream‼2014」についていつか書くつもりだったのに、桃子との出会いが衝撃的過ぎて完全にお蔵入りさせた。あれもだいぶ暴力的な救われ方をしたというのに、桃子はそれをやすやすと超えてきた。ほんとにもう罪づくりな子だと思う。
 

◆7月のあなた◆
(公式)ちびっ娘お姫様 周防桃子SR
(個人)泣きながらブログ3本書いた
 
時系列でいうと、桃子に関したエントリの最初の3本を書いたのはこの時期である。当時はミリマスの人とつながる勇気もなく、だからいって一人で抱えきれるはずもなく、泣きながらブログを書いては腹痛をこらえながら公開した。今でこそ自己紹介にも使うけれど、基本的に自分のブログは表に出すものとは思ってない。このあたりの話についてはまたあとで書きたいと思う。
 
 
公式の動きに関して言えば、「ちびっ娘お姫様周防桃子 SR」のカードボイスで頭を抱えたのはこの時期だったと思う。まぁ桃子への下心をどう隠すかに精一杯の時期に、お姫様抱っこをねだられるのだから仕方ないといえばそうだ。
ただ私の下心を差し引いてもこのシチュエーションはいただけない。こんなはだけた肩と表情で抱っこをねだるなんて、私がロリコンだったらどうするんだちなみに心に潜む真正ロリコンの自分は心の中で殴り殺している)。こんなこと言わせるミリオン運営が許せないし、鼻息荒くなる自分を隠せると思えなくて困る。このとき抱き上げた桃子にちょっとでも嬉しそうな顔をされたら、鼻血と涙と冷や汗を吹き出して爆発する前に彼女を地上に降ろし姿をくらませたと思う。あるいはもう誰にも見せずに箱入り娘にしたいと思ってしまう。そんなことを考えて頭を悩ませ続けたある日、ふと彼女が最後に抱きしめられたのはいつだろうと思った。
世間的に、何歳まで子どもが親とスキンシップをとすのかは私にはよくわからない。それでも、こうして必要以上の強がりと無防備すぎる表情を併せ持つ11歳に、必要量の「甘え」が足りてないだろうことくらいはわかる。彼女は何度、自分で自分を抱きしめてつらい気持ちを内に抱え込んだのだろう。そう思うといてもたってもいられなくて、この瞬間くらいはちゃんとお姫様にしてやろうと思った。(もちろん心に潜む真正ロリコンの自分は心の中で絞め殺している)
P(私)が下心を隠すのが下手なロリコンクソ野郎ならば、彼女も甘えが下手な意地っ張りなちっちゃいお姫様だ。ヘタクソ同士、歩み寄るしかないならば私が頑張るしかない。せめて踏み台を王子様のキャストに変えて頑張るから、この時だけはどうか見逃していてほしい
 

◆8月のあなた◆
(公式)親愛度400、ボイスメール
(個人)桃子と手をつなぎたい夏だった

 

 

 ちびっ娘お姫様の葛藤を乗り越え、桃子と一緒に妄想を許容できるようになってきたのがこの時期だった。何をするにもいつも自分の左側に桃子のイメージを置いて過ごしていたと思う。私はいつも桃子と一緒にいろんなものを見たいと考えているが、珍しく形に残った一枚がこの花火大会のツイートだろう。見ているとハルカニの夏を思い出して懐かしくもある。余談をすると、この時期「あなたと手をつなぎたいだけの夏だった」という話を書こうとして没になった。隣のカノジョを意識しすぎてベトベトの手をつなぐPもどうかと思うけど、そもそも妄想以上の中身がないので思い出話としてとどめておく。
公式方面に関してだと、桃子のボイスメール開封エントリを書いていた。やっぱり自分がPとして着任以降の展開はうれしい。大した中身はないけどせっかくなので貼り付け。親愛度400は、デレデレと妄想に浸って毎日満足しそうになる自分をすごい勢いでプロデューサーに引き戻してくれた。以下、思ったことを箇条書きにする。表記ゆれは勘弁願いたい。
 

(親愛度400に関して)
『桃子にも笑顔にしたい人がいて』
~両親のことを考えているのだろう、遠くを見つめている感じがする
~声の感じからぽろっと漏れ出た本音だと思う
『お兄ちゃんもそのひとり』
~心は遠くにあってもPの名前がスムーズに出るあたり心を許しているのが分かる
『だから桃子、一生懸命、アイドル頑張るね』
~一文節ごとに声が現実に引き戻ってきている感じがする
~ひとりごとを普通の言葉としてあとから取り繕ったような感じがする
~現実に戻ってきたはずなのに寂しそうな感じした
~言い切ることで自分に言い聞かせているようにも聞こえる
 
親愛度のボイスは毎回楽しみだけど、このときは久々に本気で打ちのめされた。桃子が自分のことを心の内側に置いてくれているのが分かるし、誤魔化しているとはいえ両親に言及したように思えたから。同情したから態度を変えると言いたくないけど、自分がより一層彼女に入れ込んだのは確かだった。
 
 
◆9月のあなた◆
(公式)LTD03組み合わせ発表
(個人)ー(番外/MSCVにお熱)
LTD03を通じて自分を受け入れられるようになってきた話は前半を参照のこと。この時期はミリオンじゃなくてMSCV(ニコマス)にお熱だった気がする。あと直接のは関係ないけれど、偶然他の人が周防桃子を語っているのを見つけたうれしさでテンション振り切れながら実況をした。

 

担当以外の人からみた桃子観に初めて触れて、すごく楽しかったなあ。この時は自分が語る側に回るだなんて夢にも思ってなかった。
 

◆10月のあなた◆
(公式)キャラバンシーズン4出演
(個人)今更LTP(4人)とLTH(リコッタ)を購入
公式の動きとしてはキャラバンで毎日桃子と触れあって幸せな日々を過ごした。桃子を除けばかなり好きなキャラである松田亜里沙天空橋朋花が揃ったこともあり、毎日目を細めながらキャラバンのアイドルを見送り、メールと電話で萌え転がった。
 
個人の動きしては、……この時期ようやくLTPとLTHを買いました(小声)。
twitterではつぶやかなかったけど、今まで自分の中で積み上げてきた桃子への理想が壊れるのが怖くて、ずっと手を出したくなかった。でも誕生日も近いし、担当Pとしての自覚も出てきたんだしと言い聞かせてようやく購入に踏み切った気がする。そしてLTPとリコッタのドラマパートをに触れて、自分の知らなかった桃子を噛みしめて泣いていた。桃子は自分が思っていた以上にしっかりした子で、でもやっぱり11歳の子どもで、Pと他のアイドルみんなに支えられて彼女の歩む道は作られるべきなんだろうなあと思った。私はつい自分の考えを押しつけがちなので、改めて公式の桃子に触れて気が引き締まる思いがした。桃子と他のアイドルとのやり取りは、公式を素直に受け取ろうと思っているのでこのへんで。特にLTPは最高のゆきももに満足しすぎて特にいうことがない。リコッタについては、いつか言語化する機会があれば。
私の感性やブログの文章の9割は自分の思いよがりでできていて、私はそれがずっと嫌だったけど、最近はわりと受け入れられるようになってきた。両方に触れて私が何かを思って、良い形で残ったことが全部自分のプロデュースだと思うから。「デコレーション・ドリ~ミンッ♪」が大好きでもうひとつの持ち曲にピンと来なかった私が、ライブで思いを更新したように、今後も変わり続けるだのと思う。
 
 
◆11月のあなた◆
(公式)周防桃子の誕生日
(個人)ー
誕生日に関しては前半を参照のこと。とても幸せな時間でありました。
この時期はバタバタしててあまり記憶がない。ログを読み返すと「特定のPに訴えかけるフックが強いがアイドルとしての強さにつながるかどうかは微妙」といったことをつぶやいていた。もちろん今となってはそうでもない。このへんはライブの話と噛んでくるのでいつか語れたらと思う。
 

◆12月のあなた◆
(公式)LTD03リリイベ、IMC桃子HR
(個人)ー
  

TLに流れてくるLTD03リリイベの感想を恨めしい目でかき集めた記憶がある。私は中の人に関心を持てないほうだったのだけど、このときばかりは恵子お姉さまが気になってしょうがなかった。好きな人がいっぱいいるんだなとか、どんな人なんだろうとか。初めて興味を持ったなあ。この人は周防桃子の半身だと納得するのはしばらく経ってからの話。
あとはミリオンライブ公式の中で最大のチーム対抗大型イベント、アイドルマスターズカップ13の桃子の負けセリフが印象的だった。

 

www.millionlive.com

 

 

桃子の妄想が一周して、「どういう方向性のアイドルにする」かを考え始めたのがこの時期だったと思う。自分の頭の中だけでできることが煮詰まってきて、わかりやすい結論を求めて気持ちが焦っていたので反省したなあ。ちゃんと歩幅を合わせないと桃子のことをないがしろにしてしまう気がした。今の自分の気持ちとしても、一緒に歩んだ過程がほしいのでこの時期の方向性は考えてない。そう思うと、デコストという場で発信する手段が増えたのは本当に良かったと思う。
 

◆1月のあなた◆

(公式)ミリオン3rd名古屋公演
(個人)ー(sideMとモバマスを始める)
ライブの感想に関しては前半参照。
個人的にははたまたま見たsideMラジオで握野さんの中の人に惚れてsideMを、せっかくだからとモバマスを始めることにした。両方とも自分の妄想の外に比較対象を求めて始めたけれど、今はそれぞれ独立して楽しんでいる(特にsideM)。モバマスは、一応ログインだけはしている。一応こずえちゃんと桃華ちゃまと莉嘉ちゃん、綾瀬さんとわかるわさんとまゆとたくみんと、最近はしゅがはさんあたりが気になります。*1

 

◆2月のあなた◆
(公式)HR「プリティダンサー 周防桃子」、ミリオンライブ三周年
(個人)LTD合作ほか
 
見返してたらこの時期ミリオン公式は2月で三周年を迎えていた。桃子というキャラクターがこの世界に生まれてまだ3年。短いような気もするし、ほかのASやシンデレラの面々より早いタイミングで気付いてよかったとも思う。特に何かしたわけでもないけど彼女たちが時間の厚みを重ねていくのはとってもうれしい。
 

www.millionlive.com


ダンスイベント報酬であるプリティダンサー周防桃子(私はへそ桃子と呼ぶ)はシアターくじ報酬だったので見送ったものの、桃子のあまりのかわいらしさと腹フェチゆえの下心を抑えられない自分に欝になっていた。いや、腹フェチをのぞいても普通にお腹冷えそうで心配になるでしょこれ……。あとさ、こんな時だけど、なんだか自分の本当の役割が分かったみたいなんだ。そうだよ、自分はプロデューサーなんかじゃない、周防桃子のホッカイロで踏み台で腹巻きだ!!!!!!!!!(ここで内なる自分との戦争により体内の内側で核爆発が起こって全身が塵になる)
 

 

個人としてはLTH合作が楽しかったり、大好きな絵師さんが描いた桃子がの数々が印象的だった。
 

「全体的にどうなってんだ」タグ久しぶりに見た。豪華3本立て。
 

 

スナメリさんの絵はもともと好きだったけど、この漫画でもうどうしようもなくやられた。この人の描くキャラクターは夢をいっぱいに詰め込んでふわふわになったような愛らしい姿をしていて、だからこそ、私も余計なこと考えずに幸せな気持ちを託すことができる。こんな桃子に「アイドルになってよかった」なんて言われたら私の方が泣いてしまうに違いない。この人の桃子の隣に素敵なPさんがいてくれてよかった。最後のおまけも含めてもう最高にツボ。
 

 

不気味遺産さんの絵は見るたびに圧倒されていたけれども、まさかこんな担当の姿をよこされるとは夢にも思わなかった。この気持ちをどこに向ければいいのかわからず、続く本人のツイートも併せて息が詰まった覚えがある。とりあえず何か言うならば、この意地っ張りな涙を私の袖で拭ってくれるようになるまでは一緒にいたいなと思った。
私はこの絵に転がる涙を零したのは本人で、絵の中の桃子は思い出の像だと捉えている。開けられてないプレゼントとしょっぱいパンケーキと、ぬいぐるみと台本と彼女。演技でも甘いものでも埋められない桃子の心を端的に表しているようで胸が苦しい。思い出の色にぼやけた両親の上に零れた涙は、彼女の今と過去を繋いでいるように思える。ああ、また彼女のこんな顔を見てしまった。またどうしようもない気持ちを焦がして私ばかり好きになってしまう。不気味遺産さんの絵は全部好きだけど、これは特別な一枚である。他のイラストで描かれた桃子ももちろん大好きだよ。
 
◆3月のあなた◆
(公式)花嫁桃子(SR恥じらいローズブライド 周防桃子
(個人)ー
 
花嫁桃子に関しては過去エントリ参照。「儚い夢の一滴」を手に入れた次の目標ができて本当によかった。今思うと握野くん(sideMの推し握野英雄 *2)もこの手のイベントを済ませているので、来年からは高みの見物ができると思うと悪くない、ソーシャルゲームウエディング戦争の季節(6月)に課金して泣かずに済むのはいいことだよ。いやいいんだ、よかったと思わせてくれよ。

◆4月のあなた◆
(公式)ドラマCD総選挙、ミリオン3rd幕張公演
(個人)周防桃子を語る生へ参加
 


公式に関してはドラマCD投票のキャスト総選挙が最高に面白かった。詳しくはよくまとまってるよそ様のエントリを貼りつけて説明に代えさせてもらう。ミリオンライブに触れてきたこの1年弱で、ひょっとしたらアイマスと関わってきた過去すべての時間で最高に興奮した。ミリオンライブもアイマスだったんだと感じられたのもあるし、いろんなキャラクターや担当Pに触れるきっかけにもなった。毎日タイムラインを眺めるだけで面白かったし、いろんな人が興奮してブロマガを書きなぐっているのもわくわくした。オタクやっててこんなに楽しいのは久しぶりで、今後もミリオンに付いていこうと思えたなあ。幕張公演に関しては前半を参照のこと。
 

 

個人的な話となると、どうやってもデコストは外せない。この時期に「デコレーションストリ~ミンッ♪」(デコスト事務局 (@deco_streaming) | Twitter)こと周防桃子を語るニコ生の初期メンバーとして、参加させていただいた。発端の経緯は、シンデレラ橘ありす担当Pシャベル氏のブログを参照のこと。
 
 
今はもうだいぶ慣れてきたけれど、もともと大人数で喋ったり公の場に出ていくタイプではないので最初は大変だった。それでも毎回参加していたのは、担当として何か一つでも爪跡を残さずに去るわけにはいかないという意地からかなあ。回を重ねるにつれてメンバーと仲良くなり、だんだん楽しくなってきたのもこの時期。本当に良い経験をさせてもらったと思う。


◆5月のあなた◆
(公式)ネクストプロローグ編(NP編)
(個人)デコスト、SR「儚い夢の一滴」入手
桃子との出会いの物語の第一話は思ったより情報量が少なくってちょっと拍子抜けした。それでも久々に公式から与えられる桃子に触れてまぶしい思いであった。自分にとっては出会ってすぐの桃子が一番思い入れが強いので、どうしても愛おしく思えてしまう。ボイス付きってイイネ!!
個人的な話としてはデコストが楽しくって、時間があればどうやって番組を盛り上げるかを考えていた気がする。こうして自分が楽しいと思えることを通じて他人とつながったり経験を重ねたりするのは本当に何年ぶり(何度目ぶり)で、本当はちょっぴり泣きそうなほどうれしかった。10年以上前、自分はこうやって好きなものを通じて広がる輪に救われてオタクになった。そういう場所を作りたくて部活を頑張ったこととか、張りきりすぎて空回りするようなこともたくさんあった。そういう場所から離れた先で自分がほしかった夢の続きをみるなんて、物語としてはできすぎだと思う。ましてや、それを自分の担当と一緒に描く夢ならなおさら。本当に、桃子はいろんなことを私に教えてくれるよね。
 
 
◆6月のあなた◆
(公式)ー
(個人)あなたと出会った季節
1年が過ぎ、また桃子と出会った季節が廻ってきた。
あの日から365日の時間を経た私は彼女と2人きりの世界にはおらず、胸の痛みから始まった絆は少しずつ薄まっている気がした。そしてぼんやりと目標を失ったまま1周年という日が近づいてきた。このままなんとなくホットケーキを焼いてブログを書いてお茶を濁すのもありかもしれない。そんな時、以前から好きだった絵師さんの作品が更新されていた。
このシリーズはずっと好きで追ったけど、⑤の時点で(これを見たときは最新話でした!)胸が苦しくてしょうがなかった。改めて最初から読み返してたら、桃子との最初の出会いを思い出してたくさん泣いてしまった。
 

 

sakuさんの絵柄は本当に愛らしくてとっつきやすいシンプルな線で描かれているのに痛いほど感情が伝わってくる。描かれていないものまで映すやわらかい世界は私の胸に刺さった。私だったらこの世界の桃子にどうしてあげられるだろう。そもそも声をかけられるくらいの自分なんだろうか。そう思ったとき、「変化を迫られる」桃子と私は近いものがあるのかもしれないな、と思った。私が彼女のことを思って行動した過程で得たものを、妄想でもモチベーションであっても彼女にすべて還元していきたい。私と彼女の出会いはいびつな関係から始まって、止まらない傷口にかさぶたを重ねてくような時間だった。私は明るい道を歩んでキラキラさせるタイプじゃない。それでも、あなたを思ってとった行動のどんな小さなひとつでも何かキラキラして見えたなら、その足跡が私のプロデュースになると信じている。2年目はもっとここから踏み出していきたいなあ、と思って自分の中でようやく1年目が落ち着いたのだった。
思わず自己投影してしまったけど、この武骨なPも、かわいくってかわいくねえ桃子も、桃子と一緒に過ごしている他のアイドルも気になるし大好きだ。私のことはさておき続きが気になってしょうがない。夏コミいけたらいいなあー。
 


最後に、いくらか語り損ねたことを箇条書きにしておく。

・あなたへつながる100の塔
元ネタはみんな大好き「ハンマーソングと桃子の塔」。桃子との一周年に際して、本当は100の塔(目標)を用意しようと思っていた。その100個が10回積みあがればいつか哀しみの高さまで届くと思って。でも数を優先して中身が疎かになりそうだったのと、七割(72個)ほど考えた時点で煮詰まったのでやめた。私がプロデュース業で壁にあたったらにいつかは再開するかもしれない。この動画は聖地だから何度でも貼るよ

 

・自分のブログに関して
最初にも書いたけど私は自分のブログが好きじゃない。桃子に関しての話だけじゃなくって、ここにあるすべての言葉は恥と後悔の掃き溜めで、出す場所がないから仕方なく泣き言を収める場所でしかなかった。桃子への気持ちも全部後ろめたさの裏返しで、いつ化けの皮がはがされるかばかり考えていて苦しかった。そういう気持ちがやわらいでいったのもこの1年だったと思う。私の言葉を好ましく受け取ってくれる人や、いろんなアイドルへの接し方に触れて、過去も全部自分の道のりなのかなと思えるようになってきた。
相変わらず文章書くのは好きじゃないけど、桃子に関して語ることは前ほどはつらくない。片手じゃ足りない年数を重ねてようやくこういう場所に出てきたんだなあと思うと感慨深い時間だった。いつも遊んでくれるすべての人へ、いっぱいのありがとうを。
 

・かわいいものと好きなものと○○
桃子に出会って、かわいいものコンプレックスと好きなものにまつわるコンプレックスが昇華されていった話は初期エントリの2本目で書いた。私はそれだけで十分救われていたのだけど、桃子はおまけにもうひとつ「たのしい」という気持ちも教えてくれた。ミリオンライブやデコストに関わるようになって、ようやく自分の手でアイマスと楽しく関わっていけるようになった。あの頃よりかは言葉を交わす人の数が少し増えて、たぶんシアターに迎え入れられた桃子みたいな気持ちだった。涙とともに恥と後悔を洗い流して1年、ようやくかさぶたのから湧き出た「楽しい」を外に出せるようになってきた、というところに立てたんだと思う。本当に桃子には教えられてばかりだ。ありがとう。


◆改めて振り返って◆
本当の本当に今更だけど、こんかぎり自分の話ばかりだった。
実際1年目はずっと泣きながら桃子に手を引かれるような時間だったと思う。2年目はもう少し等身大の桃子を知っていきつつ一緒に歩けたら、いいなあ。どうなっていくかは3年目の私に教えてもらおう。とりあえず次は武道館に向かってがんばりましょうか。じゃあ、うん。

桃子、2年目もよろしくね。



*1:追記06.30/しゅがはさんのSR一枚バザーで落としました

*2:握野くんは担当ってわけでもない