あなたと過ごした12ヵ月 ――担当アイドルとの一周年を迎えて・後編
◆6月のあなた◆
◆8月のあなた◆
(公式)親愛度400、ボイスメール
(個人)桃子と手をつなぎたい夏だった
周囲「キャーキレー」「すごーい」「でっかーい」
— 桃子と過ごした12ヶ月 (@bpcd) 2015年8月1日
私「この花火みたいに桃子をいっぱいキラキラさせてあげたい…………………(ウルウル」 pic.twitter.com/ItWVhZ0WBD
(親愛度400に関して)
『桃子にも笑顔にしたい人がいて』
~両親のことを考えているのだろう、遠くを見つめている感じがする
~声の感じからぽろっと漏れ出た本音だと思う
『お兄ちゃんもそのひとり』
~心は遠くにあってもPの名前がスムーズに出るあたり心を許しているのが分かる
『だから桃子、一生懸命、アイドル頑張るね』
~一文節ごとに声が現実に引き戻ってきている感じがする
~ひとりごとを普通の言葉としてあとから取り繕ったような感じがする
~現実に戻ってきたはずなのに寂しそうな感じした
~言い切ることで自分に言い聞かせているようにも聞こえる
(公式)LTD03組み合わせ発表
(個人)ー(番外/MSCVにお熱)
LTD03を通じて自分を受け入れられるようになってきた話は前半を参照のこと。この時期はミリオンじゃなくてMSCV(ニコマス)にお熱だった気がする。あと直接のは関係ないけれど、偶然他の人が周防桃子を語っているのを見つけたうれしさでテンション振り切れながら実況をした。
3枠目 ラスト。桃子のお話しましょう 【ニコ生放送中】アイドルの魅力を無軌道に掘る生放送ミリオン編 #co1078396 http://t.co/mRaFamw6EN
— あいうえおPだと思う (@aiueoP) 2015年9月3日
◆10月のあなた◆
(公式)キャラバンシーズン4出演
(個人)今更LTP(4人)とLTH(リコッタ)を購入
公式の動きとしてはキャラバンで毎日桃子と触れあって幸せな日々を過ごした。桃子を除けばかなり好きなキャラである松田亜里沙と天空橋朋花が揃ったこともあり、毎日目を細めながらキャラバンのアイドルを見送り、メールと電話で萌え転がった。
◆12月のあなた◆
(公式)LTD03リリイベ、IMC桃子HR
(個人)ー
私の隣にいる小さくてかわいい生き物は、心まで凍えそうな寒さに固くなる私の心をゆっくり溶かす
— 桃子と過ごした12ヶ月 (@bpcd) 2015年12月1日
私の趣味で選んだもこもこの服に身をくるみ、歩くたびふわふわの髪を揺らせている
君がいるだけで世界は鮮やかに色付くし、ともに過ごした時間だけ恋していく
TLに流れてくるLTD03リリイベの感想を恨めしい目でかき集めた記憶がある。私は中の人に関心を持てないほうだったのだけど、このときばかりは恵子お姉さまが気になってしょうがなかった。好きな人がいっぱいいるんだなとか、どんな人なんだろうとか。初めて興味を持ったなあ。この人は周防桃子の半身だと納得するのはしばらく経ってからの話。
あとはミリオンライブ公式の中で最大のチーム対抗大型イベント、アイドルマスターズカップ13の桃子の負けセリフが印象的だった。
「1位以外、誰も覚えてくれないの。1位じゃなきゃ、意味がないの…!お兄ちゃん。桃子、悔しい…」さっきからこのセリフ何度も見返してる
— 桃子と過ごした12ヶ月 (@bpcd) 2015年12月16日
桃子の厳しさは自分に言い聞かせてきた言葉がそのまま外に向いてるんだろうな〜って思ってたんだけど、今回のこれは決定打って感じで
— 桃子と過ごした12ヶ月 (@bpcd) 2015年12月16日
「1位以外、誰も覚えてくれないの。」
— 桃子と過ごした12ヶ月 (@bpcd) 2015年12月16日
最初に言い切る/かつ言い切りの形(。)になってるあたり、自分の中で絶対に動かせない結論なんでしょう。それをわざわざいうのは自分と周りに言い聞かせてるみたいでくるものがあった。あと一度トップを極めた桃子が言うと重みがある
「お兄ちゃん。桃子、悔しい…」
— 桃子と過ごした12ヶ月 (@bpcd) 2015年12月16日
勝利だけを自分の存在価値とする修羅ではなく、まだ自分の気持ちを保ってるんだとひと安心。昔の桃子が等身大の気持ちに辿り着けたかは疑問。最後に出てきた本音がPに向けたものって良いね。こんな時だけど、本気の悔しさをぶつけてくれて嬉しかったのだ
「1位じゃなきゃ、意味がないの…!」
— 桃子と過ごした12ヶ月 (@bpcd) 2015年12月16日
個人的に一番打ちのめされたところ。さっきのが反射的に言い聞かせてる正しさ/ソトに向けての自分の在り方のルールなら、これは自分対自分のルールに聞こえる。これが周防桃子なんだなぁ
桃子の妄想が一周して、「どういう方向性のアイドルにする」かを考え始めたのがこの時期だったと思う。自分の頭の中だけでできることが煮詰まってきて、わかりやすい結論を求めて気持ちが焦っていたので反省したなあ。ちゃんと歩幅を合わせないと桃子のことをないがしろにしてしまう気がした。今の自分の気持ちとしても、一緒に歩んだ過程がほしいのでこの時期の方向性は考えてない。そう思うと、デコストという場で発信する手段が増えたのは本当に良かったと思う。
◆1月のあなた◆
ダンスイベント報酬であるプリティダンサー周防桃子(私はへそ桃子と呼ぶ)はシアターくじ報酬だったので見送ったものの、桃子のあまりのかわいらしさと腹フェチゆえの下心を抑えられない自分に欝になっていた。いや、腹フェチをのぞいても普通にお腹冷えそうで心配になるでしょこれ……。あとさ、こんな時だけど、なんだか自分の本当の役割が分かったみたいなんだ。そうだよ、自分はプロデューサーなんかじゃない、周防桃子のホッカイロで踏み台で腹巻きだ!!!!!!!!!(ここで内なる自分との戦争により体内の内側で核爆発が起こって全身が塵になる)
もともと性的な意味で腹部が大好きだけど桃子は性的な目で見られないからコラッ!せくちーしちゃメッ!仕舞いなさいメッ!て気分
— 桃子と過ごした12ヶ月 (@bpcd) 2016年2月26日
どんだけカッコ良かったり可愛かったり完璧だったりプロだったりしても運動して素を出した歳相応の表情とロリコン歓喜のすべすべぽんぽんをストリートなんかで大衆に見せたくない……なんでこの子はこんなに可愛く生まれてしまったんだろう……
— 桃子と過ごした12ヶ月 (@bpcd) 2016年2月26日
公式に関してはドラマCD投票のキャスト総選挙が最高に面白かった。詳しくはよくまとまってるよそ様のエントリを貼りつけて説明に代えさせてもらう。ミリオンライブに触れてきたこの1年弱で、ひょっとしたらアイマスと関わってきた過去すべての時間で最高に興奮した。ミリオンライブもアイマスだったんだと感じられたのもあるし、いろんなキャラクターや担当Pに触れるきっかけにもなった。毎日タイムラインを眺めるだけで面白かったし、いろんな人が興奮してブロマガを書きなぐっているのもわくわくした。オタクやっててこんなに楽しいのは久しぶりで、今後もミリオンに付いていこうと思えたなあ。幕張公演に関しては前半を参照のこと。
◆5月のあなた◆
(公式)ネクストプロローグ編(NP編)
(個人)デコスト、SR「儚い夢の一滴」入手
桃子との出会いの物語の第一話は思ったより情報量が少なくってちょっと拍子抜けした。それでも久々に公式から与えられる桃子に触れてまぶしい思いであった。自分にとっては出会ってすぐの桃子が一番思い入れが強いので、どうしても愛おしく思えてしまう。ボイス付きってイイネ!!
(公式)ー
(個人)あなたと出会った季節
1年が過ぎ、また桃子と出会った季節が廻ってきた。
桃子が765プロのアイドルになるまでのお話。週1~2Pのペースで上げていくよ。夏コミでまとめたの本にするつもりだよ。 pic.twitter.com/ndeTzU2XsP
— saku@3日目:東S-20b (@saku_osake_love) 2016年5月7日
sakuさんの絵柄は本当に愛らしくてとっつきやすいシンプルな線で描かれているのに痛いほど感情が伝わってくる。描かれていないものまで映すやわらかい世界は私の胸に刺さった。私だったらこの世界の桃子にどうしてあげられるだろう。そもそも声をかけられるくらいの自分なんだろうか。そう思ったとき、「変化を迫られる」桃子と私は近いものがあるのかもしれないな、と思った。私が彼女のことを思って行動した過程で得たものを、妄想でもモチベーションであっても彼女にすべて還元していきたい。私と彼女の出会いはいびつな関係から始まって、止まらない傷口にかさぶたを重ねてくような時間だった。私は明るい道を歩んでキラキラさせるタイプじゃない。それでも、あなたを思ってとった行動のどんな小さなひとつでも何かキラキラして見えたなら、その足跡が私のプロデュースになると信じている。2年目はもっとここから踏み出していきたいなあ、と思って自分の中でようやく1年目が落ち着いたのだった。
最後に、いくらか語り損ねたことを箇条書きにしておく。
・あなたへつながる100の塔
・自分のブログに関して
最初にも書いたけど私は自分のブログが好きじゃない。桃子に関しての話だけじゃなくって、ここにあるすべての言葉は恥と後悔の掃き溜めで、出す場所がないから仕方なく泣き言を収める場所でしかなかった。桃子への気持ちも全部後ろめたさの裏返しで、いつ化けの皮がはがされるかばかり考えていて苦しかった。そういう気持ちがやわらいでいったのもこの1年だったと思う。私の言葉を好ましく受け取ってくれる人や、いろんなアイドルへの接し方に触れて、過去も全部自分の道のりなのかなと思えるようになってきた。
相変わらず文章書くのは好きじゃないけど、桃子に関して語ることは前ほどはつらくない。片手じゃ足りない年数を重ねてようやくこういう場所に出てきたんだなあと思うと感慨深い時間だった。いつも遊んでくれるすべての人へ、いっぱいのありがとうを。
・かわいいものと好きなものと○○
桃子に出会って、かわいいものコンプレックスと好きなものにまつわるコンプレックスが昇華されていった話は初期エントリの2本目で書いた。私はそれだけで十分救われていたのだけど、桃子はおまけにもうひとつ「たのしい」という気持ちも教えてくれた。ミリオンライブやデコストに関わるようになって、ようやく自分の手でアイマスと楽しく関わっていけるようになった。あの頃よりかは言葉を交わす人の数が少し増えて、たぶんシアターに迎え入れられた桃子みたいな気持ちだった。涙とともに恥と後悔を洗い流して1年、ようやくかさぶたのから湧き出た「楽しい」を外に出せるようになってきた、というところに立てたんだと思う。本当に桃子には教えられてばかりだ。ありがとう。
◆改めて振り返って◆
本当の本当に今更だけど、こんかぎり自分の話ばかりだった。
桃子、2年目もよろしくね。